沖縄県地域医療支援センター

循環器内科医として、 そしてジェネラリストとして、沖縄の地域医療に貢献したい。

山城俊樹先生
INTERVIEW
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター
内科専攻医
山城 俊樹 先生
Toshiki Yamashiro
出身地:沖縄県
出身大学:琉球大学医学部地域枠2期生(2015年卒)
大学卒業後、沖縄県立南部医療センター・こども医療センターにて初期研修を終え、引き続き同センターの内科専攻医研修プログラムで研修中。サブスペシャルティは循環器を専攻。
Hospital Data
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター
〒901-1193
沖縄県島尻郡南風原町字新川118-1
TEL:098-888-0123

 

小児から成人、軽症から最重症まで、幅広い症例を経験

小児から成人、軽症から最重症まで、幅広い症例を経験

「ここでは小児から成人まで幅広く診られるため、ジェネラリストとしての力を身につけることができるんです」

そう充実した笑顔で語るのは、沖縄県立南部医療センター・こども医療センターの内科専攻医で、卒後3年目の山城俊樹先生だ。同センターは434床の急性期病院で、胎児期から成人までを対象とした、あらゆる疾患に対応できる全国でも数少ない機能を有した病院である。

山城先生は中学時代に軽い不整脈を起こし、病気について調べるうちに循環器内科医に興味をもった。循環器内科医になって沖縄の地域医療に貢献したいという思いから、地域枠で琉球大学に入学。卒業後は同センターで初期研修を行った。山城先生_2122

「たとえば親戚の子どもが熱を出しているのに、小児は専門じゃないから診ることができないというのは医師としてどうなのかなと思ったんです。循環器内科の患者さんの多くは中高年であり、循環器内科医を目指す僕にとって小児を診る機会は研修期間しかありません。当センターでは小児から成人、軽症から最重症まで幅広い疾患を経験できると思い、研修病院に選びました」

実際に研修が始まると、当初思っていた“幅広さ”はそれ以上だった。救命救急センターでは24時間365日、1次から3次、小児から高齢者まで幅広い患者が運ばれてくる。ここでのファーストタッチによる経験は、ジェネラリストとしての確かな力と、医師としての自信をつけることができる。

ファーストタッチは、教育体制の充実があってこそ可能なことであり、山城先生は、「ここでは“研修医一人で患者さんを帰すな”ということが徹底されています。常に上級医の目が届き、守られているからこそ、積極的に経験を積むことができる。それに、疑問や間違いがあればその場で答え合わせができるため、とても勉強になります」と語る。

山城先生は医学生時代から常に学んだことをノートに書き留めている。医師になってから医学生時代に学んだことや経験したことに、どれ一つとして無駄なものはなく、活かされていることがたくさんあることを、日々実感している。

「医学生時代は学んだことや経験したことをちゃんと書いて残しておくことが大事。働き始めると、それがどれだけ役に立つのかを実感できるはずです。医学生のみなさんには、学びも、遊びも、一つひとつの経験を大切にして過ごしてほしいですね」

 

スペシャリストを目指しながらジェネラリストにもなれる

山城先生は初期研修修了後、引き続き当センターの内科専攻医研修プログラムで内科医としての研鑽を積みながら、サブスペシャルティとして循環器を学んでいる。

モットー 『敬意と尊敬の念をもって、患者さんに接する』

モットー
『敬意と尊敬の念をもって、患者さんに接する』

山城先生_2218

「当センターは、専攻医研修においても全科豊富なコモンディジーズを経験できるため、スペシャリストを目指しながら自然とジェネラリストになることができます。また、さまざまな分野でロールモデルとなる、尊敬し、憧れる先生方が多くいるということも引き続き残った大きな理由です」

山城先生は初期研修で座間味島における一人診療所の医療を経験した。離島では、その場で医療を完結させないといけない状況が多々ある。それは離島に限らず、沖縄県全体でも各医療圏内で完結させる医療が根付いているためでもあり、沖縄の医師にはジェネラリストとしての実力も求められる。

「初期研修から幅広い医療をどんどん経験し、ジェネラリストとしての実力を習得できるのは、沖縄県ならではだと思います。また、患者さんも研修医にとても協力的であり、沖縄は医師として大きく成長できる、これ以上ない恵まれた研修環境にあると感じています」

山城先生が目指すのは、離島の一人診療所でも質の高い医療を提供できる、ジェネラルな実力をもった循環器内科医になることだ。循環器疾患は緊急性が非常に高く、専門的な医療に乏しい離島やへき地に循環器内科医がいることは、住民にとって大きな安心である。近い将来、山城先生によって、沖縄のどこかの地で大きな安心が生まれ、たくさんの命が救われるに違いない。